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 時間枠を指定してフィルタをかける-2


ここでは、13時~21時の間にID 592のイベントが発生した場合と、ID 593のイベントが発生した場合にファイルログを作成する設定 をご紹介します。

 

1) ルールの設定
新たに「Timing Control2」という名のルールを追加し、その配下にファイルログアクション(「Write To File」)を作成します。

 

) フィルタの条件の設定 

1)演算子の変更  
AND」をダブルクリックし、演算子を「OR」に変更します。
 

2)オペレーション(演算子)の追加
OR」を右クリックし、「オペレーションの追加」-AND」を選択します。

3)フィルタの作成
AND」を右クリックし、フィルタを追加します。

 

 

1:「フィルタの追加」-「イベントログの監視」-「イベントID」を選択します。
「詳細」では、「プロパティに値を設定」で「592」を入力します。

2:「フィルタの追加」-Date/時間」-「時間」を選択します。
「詳細」では、詳細で 「オペレーションの比較」を「>」、「プロパティに値を設定」にて時間「13:00:00」を指定し 、「タイムモードの選択」で「ローカルタイム-DeviceReported Time」を選択します。

3:「フィルタの追加」-Date/時間」-「時間」を選択します。
「詳細」では、詳細で 「オペレーションの比較」を「<」、「プロパティに値を設定」にて時間「21:00:00」を指定し、「タイムモードの選択」で「ローカルタイム-DeviceReported Time」を選択します。

 

次に、「OR」を右クリックし、フィルタを追加します 。

「フィルタの追加」-「イベントログの監視」-「イベントID」を選択します。「詳細」では、「プロパティに値を設定」で「593」を入力します。

すると、下図のように設定されます。 

 

 

この設定では、13時から21時の間で、ID592のイベントが発生した際にアクションを実行します。
また、同様にID593のイベントが発生した場合でもアクションは実行されます。
ID593
のイベントに対しては、時間のフィルタはかけられません。
 

 

また、時間枠を設定するために上図では、「AND」オペレーションが使用されています。
初めのサンプルは、真夜中(0:00:00)を境界として、二つのうちいずれかの条件に当てはまるように設定する必要があったので「OR」を使用しましたが、今回はその必要がありません。今回は、指定した時間の範囲に発生するイベントを確認するために「AND」を使用します。
 

 

ケース1: AM7時(7:00:00)にID592のイベントを受信した場合は、以下のように評価されます: 

設定した条件

受信した値

評価

OR

AND

Event ID = 592

イベントID =592

真(True)

偽(False)

偽(False)

Time > 13:00:00

時間 =7:00:00

偽(False)

Time < 21:00:00

時間 =7:00:00

真(True)

 

Event ID = 593

イベントID =592

偽(False)

AND 配下のフィルタ(Event ID = 592、Time > 13:00:00、Time < 21:00:00)は、全てが真(True)でない場合には、偽(False)となります。
結果的には、これは「偽(False)」となります。
 

 

ケース2:PM2時(14:00:00)にID592のイベントを受信した場合は、以下のように評価されます: 

設定した条件

受信した値

評価

OR

AND

Event ID = 592

イベントID =592

真(True)

真(True)

真(True)

Time > 13:00:00

時間 =14:00:00

真(True)

Time < 21:00:00

時間 =14:00:00

真(True)

 

Event ID = 593

イベントID =592

偽(False)

この場合、AND 配下のフィルタは全て真(True)なので、真(True)と評価されます。
Event ID = 593
」の条件は「偽」ですが、一番上のオペレーションが「OR」なので、この場合フィルタの条件は、「真」と評価され、アクションが実行されます。

 

ケース3:AM7時(7:00:00)にID593のイベントを受信した場合は、以下のように評価されます: 

設定した条件

受信した値

評価

OR

AND

Event ID = 592

イベントID =593

偽(False)

偽(False)

真(True)

Time > 13:00:00

時間 =7:00:00

偽(False)

Time < 21:00:00

時間 =7:00:00

真(True)

 

Event ID = 593

イベントID =593

真(True)

この場合も、フィルタの条件は「真(True)」と評価されます。
AND」配下の条件では「偽(False)」ですが、一番上のオペレーションが「OR」なので、Event ID = 593
」の条件が「真」と評価され、アクションが実行されます。

 

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