HA構成（高可用性構成）
HA構成（高可用性構成）とは、可用性が高められたシステム構成 のことを指します。HAは High Availability の略で、エッチエーと発音します。
この「可用性が高められたシステム構成」というのは、利用者に対して、システムの機能が、利用できる状態を維持するための対策が施されたシステム構成のことです。
単に障害が起こらない様にする技術ではなく、障害が発生した場合にもシステム停止を最小限にし、安定した稼働を継続するための構成のことです。
なお、構成には、Active-Activeや Active-Standby(Active/Passive)、Cold Standby などがあります。
可用性を高める要素と技術
| 要素 | 技術 | 説明 |
| システム | クラスタリング | 複数のハードウェアを、あたかも一つであるかのように振る舞わせる技術 |
| 部品の冗長化 | フォールトトレラント。構成部品の二重化技術 | |
| ストレージ | RAID | HDD故障に対するデータの冗長化技術 |
| メンテナンス | ホットプラグ | システムを稼働させたまま、部品交換が可能な技術 |
| 電源 | バックアップ電源 | 蓄電池や自家発電、電源車接続設備などの設置 |
| データベース | レプリケーション | データベースの冗長化技術 |
最終更新日：
関連記事
製品の導入、構築に関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。
